
ヨーロッパに別府竹細工を認知してもらおうと、別府竹製品協同組合の海外展開研究会(大橋重臣会長)は16日から19日まで、イタリア・ミラノで展覧会を開く。現地市場視察から製品開発まで、すべての準備を職人たちが行ってきた。展覧会を通して反応を探り、需要の開拓を目指す。
別府竹細工は安価な輸入品の増加などで厳しい状況が続き、職人自らが売り込みを図る必要に迫られている。近年は米国の収集家からも注目を集める中、竹細工の魅力を海外に発信しようと大橋会長(34)=別府市=、油布昌孝さん(66)=同=、高江雅人さん(51)=宇佐市=、毛利達男さん(52)=臼杵市=が2005年春に研究会を結成。日本貿易振興機構(ジェトロ)や九州電力大分支店、県竹工芸・訓練支援センターなどの支援を受けた。
2006年2月にはイタリア、ドイツ、フランスのギャラリーやインテリア関連企業などを訪問。商品構成や価格調査などを行った。その後、展覧会に向けた製品も開発。搬送、会場設営までの細かな準備を進めている。
ヨーロッパではなじみのない竹。展覧会では作品展示のほか、実演や体験教室も開き、制作過程や職人の横顔を紹介。歴史観を重視するヨーロッパ市場に向けて日本らしさを表現し、使い込めば味わいの増す素材としての竹の魅力を伝える。
大橋会長は「別府竹細工の伝統ある技術を多くの人々に紹介し、魅力を伝えたい。多くの情報を成果として持ち帰り、海外展開の一つのたたき台にしたい」と話す。



